煙か土か食い物

実は舞城を読んだのは初めてです。
文体が独特ですね。
スピード感があってなかなかいいと思います。


人並みの幸福な家族に恵まれた僕には、この話に出てくるような奈津川家のような家族の物語は読んでいて少し悲しくなりますね。
特に二郎の幼い頃のエピソードは読んでいて挫けそうになりました。


ミステリとしては、基本的に読者は傍観のみ。
まあ僕はそれでも全然かまわないんですが。
しかし、どうでもいいけどダビデの星はないだろう。


評価は並〜良ってとこでしょうか。
読んでいて面白いと感じましたが、最高って感じではないですね。
他の作品は、機会があれば読んでみてもいいかな。
とりあえず手元には『九十九十九』がありますよ。


しかし、これからしばらくは西尾維新しか読めないと思われます。
冬コミ特集のために……


煙か土か食い物 (講談社ノベルス)

煙か土か食い物 (講談社ノベルス)