長崎オランダ村

作中で使われている九州弁が、非常になじんでよかったです。
実は僕はルーツは九州で、佐賀弁を喋れたりするのです。
まあ、それはそれとして。


二人の人物による会話形式です。
話題は、日本にやってきた各国のダンサーや大道芸人たちについて。
非日常やコミュニケーションなど、いろいろな問題が含まれていました。
しかし、語り口のせいか、かなりするするっと読めました。


こういうものばかりなら、村上龍ももうちょっと読んでいいなあと思いますね。


余談ですが、この話の中ではまだ建設中のハウステンボスは、3回も行ったことがあるくらい好きです。


長崎オランダ村 (講談社文庫)

長崎オランダ村 (講談社文庫)