自己顕示

友人のBlogをチェックしていたらちょっと気になるエントリがあったので、考えてみます。
http://mono.kmc.gr.jp/~miz/2005/10/post_9.html


世の中に数多あるWeb日記というものは晒す欲求の最たるものでしょうし、Blogなんかもそうでしょう。彼の指摘するmixiなどは言うまでもありません。私が趣味としている、小説の創作というやつもそうです。


しかし、そのボーダーはどのあたりにあるのでしょうね。最近はプライバシー云々が声高に言われるようになり、個人情報の扱いにはとてもうるさくなっています。ネット上で人はどこまで自分を晒して抵抗ないものなのでしょうか。


少し前に、ベータテスターのような形で、あるSNSの立ち上げから参加していたことがあります。そのSNSでは本名は必須事項で、さらにオープニング企画の都合で大学名まで晒していました。つまり、ほぼ本人が確定できるほどの情報を晒すことになるわけです。しかもそれがGoogleでひっかかってしまうという。たとえば、「○×大学に通っていて、東京在住で、あまり友達のいなさそうな18歳」を探そうと思えば比較的容易に探せるわけです。入っているコミュニティなんかを見ていけば、どういう人なのかも分かります。なんか、これっていかにも犯罪に利用できそうです。特に詐欺系かな?誘拐は言うまでもないとして。


mixiでも、入るコミュニティによっては容易に個人を同定できます。もし本人が本名で登録していれば、名前も分かってしまいますね。


mixiはまだGoogleにひっかからないし、(有名無実化しているとはいえ)クローズドなコミュニティですが、先に挙げた某SNSGoogleでひっかかる上に誰でも登録できてしまいます。本名限定でオープン、これって好きで登録するやついるのかな、とか思っていたら、会員数10万人突破だそうで。私はバイトのために登録して、既に退会しましたが、登録者は案外いっぱいいるんですねえ。


SNSの場合、晒す欲求の他にも出会い系的欲求があるように思います。お互い本名晒して、安心のお付き合いをってことでしょうか?あなたの相手が本当に本名で登録しているかは分かりませんけどね。


ああ、なんかいろいろ胡散臭くなってきました。mixiももうちょっと公開情報絞ろうかな。